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文教大学 日本語日本文学科卒業後、中国 陝西省 西安外国
語学院大学へ日本語教師として赴任していました。 現在、紳士服店から一転、都立高校に赴任し活躍中! ちなみに、現役時代のポジションはテール・ バック兼リターナー |
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「帰国」を発表した次の日の授業、クラスの何人かは「なん
で帰国するんですか?」みたいな質問をしてきました。
俺:「残っても、来年お前らを担当できないからだよ。」 中国のほとんどの大学は1、2年生で基本的な日本語会話能 力、聴力、リーディングとライティングを勉強させて、3、4 年生で日本事情や日本の古典文学などの専門分野を学ばせると いうカリキュラムが組まれてるんです。ここ西安外国語学院も 同じ。 自分としても「2年」というのは中国来る前から一応目安と して決めてた期間だったので、予定通り帰国しようと思いまし た。 このことを学生に説明したら、意外とアッサリ納得してくれ ました。 学生:「じゃあ、残りの期間を楽しく過ごしましょう。」 俺:「そうだね、仲良くしてね。」 俺:「あ、それと私の後任で新しい先生が来ます。」 学生:「男の先生ですか?女の先生ですか?」 俺:「……男です!!!しかも、イケメンです!!!」 学生:「???」 俺:「イケてる(いい)+面(顔)ってことだよ。」 学生(女子):「キャーーーーー!!」 イケメン…ここに来て、また微妙な単語を教えちゃったかも しれません。 |
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「今学期いっぱいでココ(西安外国語学院)を辞めて、日本へ
帰ります。」 この一言を言い出すタイミング、実はかなり難しいんです。 今学期で西安外国語学院を辞める日本人教師は自分を含めて 3人。みんないつ学生に切り出すかで頭を痛めていました。一 般的には 授業のラスト30分で「実は〜」と切り出す ↓ 学生呆然 ↓ 教師、感極まって泣き出す。 ↓ 学生ともども号泣。 ってゆー感じなんです。他の2人の先生はこのパターンでいく ことに決めたそうなんですが、俺はあんまりこーゆーの好きじ ゃないんです。最後の授業は湿っぽくせずに明るくしたかった し、残り1ヶ月間で学生と思いっきり遊びたかったんで。 っつーことで、帰国1ヶ月前に「俺、今学期でここ辞めっか ら。」ってことをサラリと話しました。その日の授業終了10 分前に。学生の反応は…泣いてる子もいましたが、ほとんどの 学生は「小堀、また言ってるよ…。」って感じでした。すっか り狼少年ですね(笑) しかし、狭い学内で噂は瞬く間に広がり、その日の夕方には 自分のところへ問い合わせの電話が殺到しました。 「本当に帰国するんですか?冗談ですよね。」 「いや、マジだよ。」 って感じで。 これから、この後1ヶ月間の間に起こったことを書いていきた いと思います。 |
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西安、雨全然降りません。洗濯物がガンガン乾きます。とゆ
ーか俺自身干からびてます。 さて、前々回に引き続き学生の授業について。今回はある男 の学生で、彼の授業のテーマは「その時、あなたならどうしま すか?」でした。 1.もし、みなさんが日本に留学して、勉強に熱中するあまり 食費までも全て使い果たしてしまった時、あなたならどうしま すか? 学生1:「大学の先生に相談します。」 学生2:「友達に相談します。」 俺:「(うん、妥当な判断だな。)」 学生3:「どろぼうするしかないです。」 俺:「(シャレになってねーぞ…)」 学生4:「出会い系サイトで援助してくれる相手を探します。 」 俺:「(その日本事情はどっから仕入れたんだ!?)」 2.女性に質問です。もし、夜道で変態に遭遇したら、どうし ますか? 学生1:「大声を出して、助けを呼びます。」 学生2:「走って交番へ行きます。」 俺:「(まぁ、普通そうするよな。)」 学生3:「敢て抵抗はしません。」 俺:「(諦めんなよ!)」 学生4:「私も変態になります!」 俺:「(…ある意味一番効果的かもな…。)」 2年間で、日本語での冗談も学んだようです。ただ、どこまで が冗談か分からない時があるので困るんですがね…。 |
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本当に今更なんですが、最近餃子にはまってます。やっぱり
本場はウマイ!!ってことに2年目にして気付きました。って
ことで、今回は中国の餃子についてちょっと説明します。 まず、中国の餃子は焼きません。茹で餃子だけ。それと餃子 の中にニンニクは入っていません。ニンニクが生のままテーブ ルにおいてあるので、食いたい人は勝手に剥いてそのまま食べ ます。ちなみに俺も一回挑戦しましたが、とてもじゃないけど 食えませんでした…。それから、中国の餃子は1人前、2人前 ではなくて全部量り売りなんです。 「おねーちゃん、○○餃子 200gね。」みたいな感じで注文します。 まず、店に入ってテーブルに座ると、無愛想なねーちゃんがメ ニューを投げつけてきます。バシッって。メニューはもちろん 餃子だけ。「ニラ餃子」、「レンコン餃子」、「鶏肉トマト餃 子」、「セロリ餃子」などなど…。ちなみに俺的に一番ウマイ と思うのが「レンコン餃子」レンコンのシャリシャリ感がたま らないんです。 「レンコン餃子ください。」ってゆーと、ねーちゃんが「何 g?」って聞いてきます。中国で一番よく使われる重さの単位 が「斤(ジン)」と「両(リャン)」、1斤が500gで1両 がその十分の一の50g。普通に「腹減った。」って時は3両 、「マジ腹減った。」って時は4両頼みます。で、注文し終わ るとねーちゃんが無言のまま奥に行って、お椀に白濁色の液体 を入れて持ってきます。餃子の茹で汁、「そば湯」ならぬ「餃 子湯」。なんでも消化がよくなるそうで…決してウマイもので はありませんが…。 しばらくすると、ねーちゃんが注文した餃子を運んできます 。皿いっぱいに…。3両=150gなんですが、これが意外と 多い。で、それを黙々と食って帰るわけです。 中国の餃子ってウマイだけじゃなくて値段が激安なんです。 1両が1元、日本円にすると15円。4両頼んでも60円…。 お腹いっぱい食べても吉野家の卵と同じくらいの値段なんです ね…。 |
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6月です。相変わらず暑いです。西安には梅雨がないので毎
日サンサンと太陽が照りつけております。 以前も書きましたが、現在授業の約四分の一を学生に担当さ せてます。先日もある学生に授業をやってもらいました。その 学生の授業内容は「日本の芸能人の結婚について」という大変 興味深いものでした。特に最近、同僚の日本人の先生が婚約な さったことと、中国に広末涼子のドラマ「できちゃった結婚」 が入荷したのとが重なって、学生の間で「結婚」というのがキ ーワードになってるようです。 その学生、日本の芸能人、特に同年代の結婚についてネット でいろいろ調べて、自分なりに分析して発表してました。 宇多田ヒカル、広末涼子、元スピードの今井絵里子などなど… 。ただの結婚じゃなくて、「できちゃった結婚」に興味を持っ ているようでした。 結構おもしろい内容だったんですが、いつも一番前に座って る真面目な女の子は、いつになく複雑な面持ちで聞いていまし た。(やっぱカルチャーショックうけてんのかな…。)とか思 いつつ、 俺:「まぁ一般的に日本人はいつも『できちゃった結婚』って わけじゃないからね。」 なんて、微妙なフォロー入れて授業進めました。授業が終わっ た後、案の定その女の子が俺んとこに来ました。 学生:「先生、日本では私と同年代の女の子たちがドンドン結 婚して、母になってます。」 俺:「まぁ、芸能人だからってのもあるんじゃない?」 学生:「私は今まで何をしてきたんでしょう…。自分が恥ずか しいです…。」 俺:「ん!?」 学生:「私も、早く母になって結婚します!」 俺:「『結婚して母になります!』だろ!?」 真面目な子ほど影響されやすいんですね。気を付けてあげない と…。 |
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今思うと、月曜日から調子が悪かったんです…。スポーツ選
手風に言うと、胃のあたりに違和感を感じてたんです。火曜日
、やっぱおかしいってことで胃薬飲んで早く寝ました。で水曜
日、早朝から強烈な胃痛…。 誰かに胃を摑まれてるよう な変な痛み。とりあえず、授業は困難ということで学部に連絡 、それから外事所(第37話参照)に連絡しました。そしたら ミンミンが ミンミン:「先生、それは絶対病院へ行くべきです!!」 病院…中国来てもうすぐ2年…できれば避けて通りたかった 場所…。北○鮮ほどじゃないにしろ、やはり日本の病院とは違 うだろうし…。30分ほど悩みました。でも、このまま家で寝 てても治りそうもなかったので、おとなしく病院へ行くことに しました。 学校の敷地内にある付属病院。結構デカイ病院で、極端に重 い病気じゃない限りココで治せるそうなんです。 ツッコミどころが満載でした。まず人が多い!っつっても患 者じゃなくて医者が無駄に多い!!患者1に対して医者9ぐら い…。そして、ほとんどが女医さん。自分のこと診てくれた方 も女医さんでした。で、ミンミンの通訳で自分の症状を話して る最中に女医さんの携帯に入電。 中国に携帯のマナーはありません。以前授業で携帯のこと話し た時も 俺:「病院や飛行機の中では絶対に電源は切らなくちゃいけな いし、車を運転しながら使ってもダメ。本当は電車やバスの中 でも切らなくちゃいけないんだよ。」 って言ったら学生に 学生:「…それじゃ『携帯』する意味ないじゃん…」 って呆れられたぐらい。女医さん、俺のことほったらかしで電 話に夢中…。10分ほどしてからやっと相手してくれました。 診断の結果は「急性胃腸炎」。そんなにたいした病気じゃない から、点滴打って安静にしててくださいとのことでした。何の 点滴なのかは未だにわかりません。まぁ、わからない方がいい こともありますしね。 とりあえず、大事にいたらなくてよかったです。 |
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42話でも話しましたが、自分の授業の一部を学生に担当し
てもらってます。みんな結構準備してきて面白い発表をしてく
れてます。その中でも、特に面白かったもの。 ある学生が「ボディーランゲージ」について発表しました。 ボディーランゲージって、当たり前ですが万国共通ではないん ですね。例えば、人差し指を頭の横で回転させる動作。これっ て日本だと「クルクルパー」って意味じゃないですか(クルク ルパーって、もしかして死語?)。でも、中国だと「今、考え ています。」って意味になるそうです。 一番興味深かったのが小指を突き出す仕草。これ、日本では 「彼女、恋人」って意味じゃないですか。でも、中国では相手 を馬鹿にする時に使う仕草だそうです。それと中国の一部の地 域では、「トイレに行きたい(小)」って意味になるそうです 。ちなみに、その地域では親指を立てると、「トイレに行きた い(大)」って意味になるそうです…。その地域に旅行に行っ て、うっかり笑顔で親指なんか立てちまった日には「なんだこ いつは!」って話しですよ…。 余談ですが、インドでも小指を立てる仕草は「トイレに行き たい(小)」って意味になるそうです。前になんかの本で読ん だんだけど、日本に初めて来たインド人の話。友達と遊んでい る時、急にトイレに行きたくなったそうです。でも、日本に来 て間もない頃だったので「トイレに行きたい」ってどう言った らいいかわからず、小指を立てながら「コレ!コレ!」って友 達に必死で訴えたそうです。 そしたらその友達「あぁ、わかった。わかった。」っつって、 女の子を紹介してくれたそうです…。 文化の違いって、深いですね。 |
| 5月1日から一週間、「五一節(そのまま…)」と呼ばれる
ゴールデンウィークに入りました。丸々一週間休みっす。 学生は実家に帰ったり、リッチな奴は旅行したり。で、俺は… 家でのんびりすることにしました。人多いし、なんかまた肺炎 もチラホラ出てたりするんで。 話は変わりますが、先日中間試験を行いました。今回はチョ ット趣向を凝らして、グループ発表。 「日本語で劇を演じろ!」 にしてみました。題材はオリジナルでもパクリでもOK。とに かくその役に入りきった奴の勝ち。制限時間20分。人数は1 グループ3人以上6人以下。 学生ノリノリでした。オリジナルもいくつかあったんですが 、一番多かったのが日本のドラマ。こっち(中国)では日本の ドラマや映画のVCD、DVDが何故か格安で手に入るんです 。何故か…。敢て詳しくは話しませんが…。一番人気があるの は「東京ラブストーリー」。中国人なら誰でも知ってるドラマ です。これを見て、感動して日本語学部に入っちゃった奴も少 なくないとか…。あとは1990年代後半の「月9」。「一つ 屋根の下1.2」、「ロングバケーション」「ラブジェネレー ション」など。 みんな衣装用意したり、CDプレイヤー持ってきて音楽いれ たり、小道具使ったりとカナリ気合い入れてやってくれました 。「東京ラブストーリー」演じた奴らなんか、もう完全に役に 入っちゃってて、女の子とか目ウルウルさせながら「か〜んち !」とか言っちゃったりして…。観てる俺の方が恥ずかしくな っちゃいました。 テープに録音したんで、それ聞きながらこの休み中に全員分 (100人…)採点します。気が遠くなりそうです…。 |
| 暑いっす。ここ3日間の最高気温は32℃。4月でこんだけ
暑いんなら、12月にはどれだけ暑くなるんだって話しですよ
ね。(愛想笑い) さて、実は2ヶ月ほど前からある実験的な試みをしておりま す。それは、「授業の4分の1を学生にやらせる」ってモノな んです。こっちの授業は1コマ1時間40分。そのうち間に1 0分休憩入れるので、ほぼ日本の大学の授業と同じですね。た だ、自分が受け持ってる学生、ずーっと同じメンツで週二回1 年半やってきたので、いよいよ俺の小話もネタが尽きてきまし た。それと授業やってて気付いたのは、毎回発言する学生が決 まってきてるって事。もちろん指せば答えるんだけど、自発的 にってのがなかなか難しいんですね。「学生に話しさせなきゃ なぁ」って考えはじめました。毎回1人に発表させるってのは なんかベタだし、結局原稿を棒読みしちゃうだろうから意味ねーなって。そこで思いついたのが「学生に先生をやってもらう」こと。 「学生自身が興味ある分野に対して積極的に研究し、それを 日本語で教えることによって会話能力の発達を促すと同時に日 本語会話に対する自信をつけさせる。」とゆー教育的意義をこ じ付けられると共に 「授業の4分の1を学生にやらせることによって、俺自身の 授業の負担を軽減させられると同時に、学生自身が何について 興味を持っているか、どんな授業を求めているかを直接知る事 ができる。」とゆーメリットも生まれる、まさに夢のような企 画なんです。早速授業で 俺:「来週からみんなに、ちょっと先生をしてもらいます。」 って言ってみたところ 学生:「ふざけんなよ!小堀てめぇ授業放棄する気か!?」 って反応はもちろん無く、みんなノリノリでした。 実際やらせてみたところ、一応規定時間は「最低15分」っ てことで決めてたんだけど、授業してるうちに止まらなくなっ ちゃう子続出で、平均30分ぐらい授業やってくれてます。学 生が先生だと、他の奴らも俺より発言しやすいらしく、マジ議 論になっちゃったりしてます。 これから、どんなネタが飛び出すか、すげぇ楽しみです。 |
| いきなりですが、キャベツって素敵な野菜ですよね。煮ても
炒めても生で食っても旨い。最近、ちょっとキャベツにはまっ
てます。キャベツスープ、キャベツ炒め、キャベツサラダ(←
これは料理じゃねーか…) 先日も、そんな愛しいキャベツを前にどう料理してやろうか 考えてました。 俺:「そうだ、キャベツと豚肉をバターで炒めてラーメンの上 にのせてやろう!」 早速、豚肉を解凍してキャベツを刻んでお湯を沸かしました。 しばらくして湯が沸き、ラーメンを入れようとしたその時!目 の前が真っ暗になりました。 俺:「!!!…えっ!?俺、もしかして気絶してんの?」 視界を失ったと同時に頭の中が真っ白になりました。放心状態 のまま、しばらくしてある事に気がつきました。コンロの火だ け見えるんです。台風もきてないし、もちろん雷も鳴ってない 。普通の火曜日のゴールデンタイム、突然停電です。まぁ、西 安じゃよくある事なんですが…。掲示板に張り紙もしてなかっ たし、30分もすれば回復するだろうと思い、小型の蝋燭つけ てぼーっとしてました。しかし、1時間過ぎても電気がつかな い…俺のお腹鳴りっぱなし…。しかたなく暗闇でクッキングし ました。ラーメンとスープは勘でなんとかできる。でも、問題 はキャベツ炒めの豚肉…。解凍しちゃったし、やるしかなかっ たんです。中華鍋にバター落としてキャベツと豚肉を炒めはじ めました。途中で醤油も加えて。キャベツがしんなりしてきた のは分かりました。でも、問題は豚肉の色。小さい蝋燭の明か りだけで作ってたので、まだ赤みがある のかどうか分からないんです。これが牛肉なら多少半生でもノ ープロブレムだったんですが…。 とりあえず、適当なところで炒めるのやめてラーメンの上に のせました。で、いざ実食。 バターの香りが食欲をそそりました。でも、食ってみると味 が微妙にわからないんです。っつーか大袈裟な話し自分が今何 を口にはこんでいるか、そして何を噛んでいるか…。 味覚だけでなく、「食」というものは視覚も大切な要素なん だなと改めて感じました…。 ちなみにその後停電が回復したのは午前3時…。明け方に部 屋の電気が全部ついて起こされました…。2年目ですが、 まだまだこの国を理解するのは難しいみたいです…。 |
| こんにちは。第40話です。100話超えたら本出版しよう
かなって企んでます。 4月1日、エイプリルフール。日本では春休み中ってことも あって、あんまり盛り上がらなかったりしますが、中国では意 外と熱いイベントだったりします。教室行ったら自分の受け持 ちでない学生が真顔で座ってたとか、教室に誰もいなくて「ボ イコット!?」って思ったりとか…。 うちら教師にもプライドがあります。今年は学生にハメられ る前にハメてやろう、っつーことで日本人教師3人で入念に打 ち合わせをし、3人が受け持つクラスに別々に入っていこうと ゆー計画をたてました。自分は普段、2年生だけ担当してるん ですが今回は1年生のクラスに乱入。で、何食わぬ顔して授業 をし、帰って行くってことで決まりました。 実行前日、ただ授業して帰る。そんなの誰でもできる。自分 にしかできないことは無いだろうか…。 夜中2時まで、必死にある勉強をしました。で、次の日…。 俺:「おはようございます。今日はみなさんの先生が緊急会議 のため、私が授業をします。」 1年生:「(゜д゜)ポカーン」 俺:「私の名前は小堀拓海です。父は日本人ですが、母はイタ リア人です。」 1年生:「( ´_ゝ`)プッ、よく言うよ…。」 俺:「私の母は髪が黒いです。でも目は茶色です。だから私も 目が少し茶色いんです。」 1年生:「ジーッ (@ ̄_ ̄) ……、まぁ茶色に見えなくもな いが…。」 俺:「中国語は苦手ですが、日本語とイタリア語が話せます。 」 1年生:「話してください。」 俺:「Buon Giorno!(こんにちは)Quanto e questa cosa ? (これ、いくらですか?)」 1年生:「( ̄△ ̄;)エッ・・?」 一夜漬けではありますが基本的な単語、文法構造、そして発音 は完璧に勉強しました。特にイタリア語特有の「r」の巻き舌 音、これを必死に練習しました。で、学生に教える基本文もこ の「r」の音が入る物をメインにしました。 例えば「Arrivederci アリベデルチ(さようなら)」とか 「Per Favore ペルファ ヴォーレ(どうぞ)」など。 イタリア語のHPで音声ダウンロ ードして、夜中一人で…。苦労した甲斐あって、1時間後には 奴らすっかり信じきっちゃってました。まぁ無垢な1年生だか ら簡単に騙せたっつーのもありますけどね。 数日後、そのクラス担当の別の先生が… 1年生の先生:「小堀先生って在日イタリア人の2世だそうで すね。はじめて知りました。」 俺もはじめて知りました。「在日イタリア人」ってなんだよ… 。噂って怖いですね…。 |
| 「鳴かぬなら???????ホトトギス」?の中に入る言葉
、みなさんはご存知ですよね。 この前、2年生の教科書のトピックで「人の性格」という話 題がでてきたんです。例えば、「気が短い」「努力家」「温厚 」など。中国語の中にはない言葉などもあって、学生はかなり 苦労しているようでした。 その課の最後にでてきたのがこの俳句。「織田信長」「豊臣 秀吉」「徳川家康」、彼らはいかにしてホトトギスを鳴かせた か、そこから垣間見られる彼らの性格とは。 早速、3人の性格を説明して学生に答えてもらいました。家 康はみんな答えられました。予想どおり信長と秀吉に興味深い 答えが集中しました。 俺:「じゃあ、信長はなんだと思う?」 学生:「死んでくださいホトトギス」 俺:「語呂はいいけど、ちょっと信長らしさに欠けるな。」 学生:「殺しましょうかホトトギス。」 俺:「冷酷さは伝わるけど、もう少しワイルドな感じかな。」 学生:「食べてしまえホトトギス。」 俺:「そんな信長は嫌だ…。」 俺:「じゃあさ、秀吉はなんだと思う?」 ちょっと学生たちは考え込みました。隣と相談したり、秀吉 のプロフィールをもう一度読み返したり。 しばらくして、一人の学生が答えました。 学生:「鳴かぬなら『私が鳴きます』ホトトギス。」 俺:「お前こそ、本当の秀吉だ!!」 ひさしぶりに、授業でイイもの聞かせてもらった気がします 。 |
| 自分を含む、多くの日本語教師が密かに愛用しているマニュ
アル本があります。その名も 「初級を教える人のための日本語文法ハンドブック」(スリー エーネットワーク) 一冊2200円とちょっと高めなんですが、新しい文法を導入 する時のコツや例文、教師が最低限知っておくべき知識などが 網羅されている非常にありがたい書物、いわば日本語教師のバ イブルなんです(自分にとっては)。「感覚的にはわかるんだ けど、これをどーやって簡単な日本語で説明すれば いいかわかんねー。」って時に使います。まぁ、毎回教案書く たびに使うってもんじゃなくて、どーしてもうまい例文が思い 浮かばなかったり、ちょっと自分の認識が曖昧だったりすると きに助けてもらうものっす。 で、この前も「あぁ〜うまく説明できねーなー…。」って所 があって、「ハンドブック」に助けてもらおうとしたんです。 ところが…調べても載ってないんです。似たような文法の説 明はあるんだけど、自分が知りたい文法の説明がどこ探しても 見当たらない。「ハンドブック」をじっと睨みつけました。 「なんで、載ってないんだろう…。」 20分後、ようやくわかりました。 「『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』に載っ てないってことは、もう俺の学生は初級ではなくて中級なんだ 。」と。 「あいうえお」を必死で練習していたのが、昨日のように感 じます。娘が大人になった時の父親の心境って、こんな感じな んでしょうか…。なんか、うれしいような寂しいような…。 ちなみにおなじ出版社から 「中級を教える人のための日本語文法ハンドブック」 というのが出ています。もし、興味がある方は読んでみてくだ さい。結構面白いっすよ。高いけど… |
| 西安外国語学院には、俺ら外国人教師を取りまとめる「外事
所」という所があります。俺らの給料の振込みをはじめ、中国
での居留証や労働ビザ、一時帰国のためのリターンビザの発行
。帰国の際の航空券の購入や病院の紹介など、生活する上で必
要な様々なコトをしてくれる非常にありがた〜い所なんです。
で、そこには2人の通訳がいます。2人ともこの学校の卒業生
で、1人は男性で英語の通訳。もう1人は女性で日本語の通訳
なんですが…。 この日本語の通訳を仮に「ミンミン」という名前にします。 ミンミンは身長が174センチで、顔が小さくて、すら〜っと したバリバリのモデル体系。顔もカナリ美人だから、たまに式 典でスーツなんか着てるとスッチーみたいですごくカッコイイ んです。欧米の先生も「日本語の通訳の子はキレイだね、いい な。」なんて時々言うんですが、とんでもない。彼女、見た目 はキレイなんですが、日本語が変なんです…。しかも大事な時 に…。 みんなで旅行に行った時 ミンミン:「先生、今10時ちょうどですから20分後、また ココに集合してください。」 俺:「じゃあ、10時20分にココに来ればいいのね。」 ミンミン:「いいえ、20分後ココです。」 俺:「うん、だから10時20分にココでしょ?」 ミンミン:「(半ギレで)いいえ!20分後にココです!」 俺:「…。」 ミンミンには彼氏がいます。そのことはみんな知ってるんです が、彼女はなぜか必死に隠そうとするんです。 俺:「ミンミンは昨日誕生日だったんだよね?おめでとう。誰 と過ごしたの?」 ミンミン:「はい、彼氏と…いいえ!いいえ!…ある男とご飯 を食べました。」 俺:「…普通に彼氏っつったほうが健全だと思うぞ…。」 この前、飯食いに行く途中でミンミンをみかけました。声をか けようとしたんですが、なにやら例の「ある男」と口喧嘩の真 っ最中。しかも路上で…。ミンミン俺のコトちらっと見たんだ けど、とりあえずその場はスルーして次の日ミンミンに直接話 しを聞きました。 俺:「ミンミン、昨日誰と一緒にいたの?」 ミンミン:「あれは、あれは…弟の友達の幼なじみです…。」 俺:「すげぇ遠いな!っつーかほぼ他人じゃん!!」 こんなミンミンですが、実は俺とタメです。「先生の動物と私 の動物は一緒です。」とこの前言われました。一瞬何のことか わかんなかったけど…。 |
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授業が始まってかれこれ2週間弱。ようやく俺も学生も休み
ボケから解放されつつあります。 ある日の授業で、いつものように話しが脱線してしまい「ス キンヘッド」についての話題になりました。日本じゃスキンヘ ッド、いわゆる坊主ってそんなに珍しくないじゃないですか。 中学・高校の野球部なんていまだに坊主にしてるところ多いし 、おしゃれで坊主にしちゃう人だっているし。でも、中国人的 にはそれってカナリ変なんだそうです。彼らが「坊主」と聞い て真っ先に思い浮かぶのが少林寺だそうで、授業の話題も坊主 から少林寺に移行しました。 俺:「少林寺の人ってさ、額に『てんてん』つけてるじゃない ?クリリンみたいなやつ。あれってどーやってつけるの?」 学生が周りと相談しています。どうやら学生は知っている模様 です。しかし、『てんてん』をつけるモノを日本語で何という かわからないようで、ある学生が 学生1:「あれは、とても熱そうです。」 と言いました。う〜ん、なるほど。焼印みたいな感じなのか… 。しばらくして、ある一人の女の子が言いました。 学生2:「先生、あの『てんてん』は…タバコでつけます。」 俺:「ヤンキーの根性焼きかよ!」 ひさびさに、爆笑させていただきました。後で詳しく話しを聞 いたところ、あの『てんてん』は線香でつけるそうです。タバ コでつけたら…それはそれで、めちゃめちゃ強そうな「少林寺 」ですけどね…。 |
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おひさしぶりです。いきなりですが、1月11日に帰国して
、2月6日に西安に帰って来ました。自分の担当してる学生で
、一人西安に住んでるおぼっちゃまがいるんです。そいつ、空
港まで車出してくれるっつーんで行きも帰りもお願いしちゃい
ました。2月6日、ちゃんと空港まで迎えに来てくれてて、そ
いつんちの車に乗ったんです。そしたら、突然運転手が車から
降りて後部座席の俺の隣に座りました。嫌な予感がしました。 学生:「先生、今日は私が運転します。先日、運転免許を取り ましたから。」 予感的中です。助手席にはそいつの彼女が乗ってました。俺が 空港着いたのは夜10時。夜道に免許取立ての男が隣に彼女の せてマニュアル車で運転…。しかも高速道路。スリルドライブ の始まりです。 「死ぬ…」と思ったんですが、意外と安全運転。問題なく車は 走って行きました。 車は快調に学校へ向けて進んで行きました。ところが、突然 そいつハザードつけて路肩に車止めたんです。道を間違えやが りました。しばらくして、運転手交代。正規の運転手が運転席 に座り一安心、も束の間。突然、その運転手バックしだしたん です。高速道路を…。俺の不安な顔を見て学生が 学生:「先生、大丈夫です。彼はとても運転がうまいんです。 」 そーゆー問題じゃねーだろ… 学生:「しかし、彼は数日前、路上で人を轢いてしまったので 今は免許がありません(笑)」 (笑)じゃねーよ!!犯罪者じゃねーかよ!! その後、幾度となく生命の危険を感じましたがなんとか学校に たどりつきました。 そんなわけで、今学期もよろしくお願いします(*- -)(*_ _)ペ コリ |